お茶屋の道楽ブログ

和菓子、食べ歩き、お気に入り食材など食中心に紹介します。旅先出張先での写真、ビッグバンド活動、などなど気の向くまま趣くままの道楽日記です。どうぞ気の向くまま趣くままツッコミ入れてくださいませ(誹謗中傷は無しでお願いしますねw)

眼鏡堅麵麭(新幹線)〜株式会社越前夢工房(福井県鯖江市)

福井新名物 眼鏡堅麵麭(めがねかたパン)
テレビでも紹介されていた福井新名物、企画は越前夢工房さんですが、製造は福井は鯖江の老舗パン屋 ヨーロッパンキムラヤさん。
安定の美味しさです。
福井鯖江と言えば、日本製眼鏡の大半を作っている世界的産地。
かたパンを眼鏡フレームを模った形にして商品化、北陸新幹線敦賀延伸に合わせて新幹線パッケージに入れたのがこの菓子です。
たパンという名前ですが、ほんとに堅いです。パンよりもビスケットに近いような菓子に見えますので、“パン”ではないのかも知れませんww
歯の弱い方は気をつけないといけませんw
ゴマの風味が効いていて、シンプルな美味しい堅いパン、というより堅いビスケットというか堅く甘いお煎餅と言った菓子です。
元々このヨーロッパンキムラヤさんでは、「軍隊堅麵麭(ぐんたいかたぱん)」という今もレトロパッケージを踏襲している名物を作っておられ、この堅いパンを鯖江名物の眼鏡型にアレンジしたのが「眼鏡堅麵麭(めがねかたパン)」です。
鯖江以外にも、激堅菓子は各地にあって、北九州八幡、兵庫宝塚、伊賀上野などのそれぞれ名物になっています。
これは長期保存できる様に含有水分を極端に減らして、保存食として作られたためと言われていますが、保存食がたくさん出回っている現代では本来の目的の長期保存より、物珍しい土産物として残った様です。
保存食ではありますが、この「眼鏡堅麵麭」食べてみるととにかく美味しい。
話のネタにもなるし、美味しいし、ましてや眼鏡堅麵麭は北陸新幹線延伸パッケージに収まってしまって、お土産物にピッタリな菓子になりました。
オススメですよ。

 

 

株式会社越前夢工房福井県鯖江市)
「菓眼鏡堅麵麭 3枚入(新幹線)」
 
購入日:2024.03.22
名称:焼き菓子
原材料名:小麦粉(国内製造)、砂糖、ショートニング、黒ゴマ、(一部に小麦・大豆・ゴマを含む)
内容量:3枚
保存方法:直射日光、高温多湿を避け常温で保管してください
製造者:株式会社越前夢工房
福井県鯖江市吉谷町120
電話:0778-25-1119
栄養成分表示(100gあたり)
エネルギー 424kcal、たんぱく質 7.1g、脂質 6.1g、炭水化物 85.2g、食塩相当量 0.0g※この表示値は、目安です。
JANコード 4582112 351165
 

 


 

京銘菓「阿闍梨餅」〜阿闍梨餅本舗 京菓子舗 株式会社満月(京都府京都市)

(09年蔵出し)
京菓子では抜群の人気を博している「阿闍梨餅」。
モチモチの生地に上品な粒餡が入っているソフトな食感の饅頭で、生地の餅の様な食感が非常に印象的な菓子です。
一見、普通のシンプルなおまんじゅうですが、食べてみると食感とほどよい味わいがなんとも癖になる。
原材料も一流のものを使っているので当然と言っちゃあ当然なんですけど、ほんとに美味しい。
特に主役になる粒餡は、丹波大納言小豆を丁寧に炊き込んだ粒餡です。
 
阿闍梨」という言葉は、仏教で修行僧を指導する立場の高僧のことを指します。
京都の鬼門を守る比叡山延暦寺で行われるとても厳しい千日回峰行という修行があり、この千日回峰修行で阿闍梨がかぶる網代笠を象ったのが「阿闍梨餅」です。
 
ちなみに、この千日回峰行、以前講演会で比叡山の高僧のお話を聞いたことがあるのですが、毎日深夜から比叡山の各所を礼拝し、お経を唱え、何日にもわたる断食を行い、生死の境をさまよう様な過酷な修行で、体力・気力の限界を超える想像を絶するものだそうです。
比叡山延暦寺焼き打ち以前の記録は焼失していて、1585年以降の記録しか残っていないそうですが、これまで51人、戦後は14人しかこの千日回峰行を満行した方はいないそうです。
 
購入日:09.10.26
名称:和生菓子
原材料名:砂糖、小豆、餅粉、玉子、水飴、トレハロース
内容量:1ケ(42g)
保存方法:直射日光を避け、常温にて保存
製造者:京都市左京区田中大堰町139
阿闍梨餅本舗 京菓子舗 株式会社満月
電話 075-791-4121
 
※22年時の表示
原材料名:砂糖(国内製造)、小豆、餅粉、澱粉、卵、米飴、水飴、糸寒天/トレハロース(一部に卵を含む)
 
栄養成分表示(1個あたり)
エネルギー122kcal、たんぱく質2.1g、脂質0.2g、炭水化物27.7g、食塩相当量0.02g※この表示値は、目安です。


 


 


 

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銘菓「きぬた」〜株式会社長久堂(京都府京都市)

銘菓「きぬた」〜株式会社長久堂(京都府京都市
 
(2016年購入の蔵出し)

新幹線京都駅で出張帰りにふと見つけた棒状パッケージの和菓子。
ちょっと地味めの包装紙だったのですが、なんとなく気になって購入。
開けてみると、柔らかな餅(求肥)の表面には優しい甘さの和三盆糖がたっぷりまぶしてあり、それだけで贅沢な造りの菓子であることがわかりますが、その求肥の中には羊羹が仕込んであって、しっかり作り込んであることが伝わります。
きぬた(砧)とは、木槌で叩いて反物を柔らかくするときに使う木や石の台の事で、衣板(きぬいた)が音変化できぬたになったらしい。
本菓子の「きぬた」はそのやわらかく仕上げられた反物をイメージしたとか。
 
薄く伸ばした求肥生地を幾重にも重ねて巻いた芯には、オレンジ色に染めた白大豆餡を寒天で固めた羊羹。
反物をイメージしたと聞くと、そのイマジネーションに感銘を受けます。
 
長久堂さんの創業は200年近く前、天保2年(1831年)。
新屋長兵衛というや屋号で京都室町四条で始まりました。
そして初代長兵衛さんが、郷里の丹波に戻った時に聞いた砧の音で考案したのがこの「きぬた」。
二代目長助さんが自身の「長」の字と奥さんの名前「久」とを取って、明治22年に「長久堂」として今に至ります。
 
昭和17年(1942年)には京都府が指定した「和生菓子特殊銘柄品」にも指定される特別な菓子と認められた銘菓です。
(当時の最高販売価格は50銭/100匁)
 
※「和生菓子特殊銘柄品」は、戦時下の昭和17年(1942年)8月13日に農林省が制定した菓子の価格統制に対して、地方長官が例外に特別の規格を定めて別段の価格を認めた銘柄品で、京都府が同年12月に指定した18銘柄の菓子のこと。
「きぬた」は戦時下でも例外と認められた銘菓。現在も残っている銘柄は、道喜ちまき(川端道喜)、祇園ちご餅(三條若狭屋)、煉羊羹(総本家駿河屋)、笹屋どら焼(笹屋伊織)、虎屋饅頭(虎屋)など。
 
購入日:2016年3月
名称:菓子
原材料名:砂糖、餅粉、白小豆餡、水飴、和三盆糖、寒天、着色料(コチニール)、乳化剤(カゼインNa)、※原材料の一部に乳成分を含む
保存方法:常温保存
製造者:株式会社長久堂
京都市北区上賀茂湖畔勝町97-3
 
電話075-712-4405
受付時間:10:00〜19:00
定休日:火曜日
JANコード 4560122363002
 
 
買った場所
新幹線京都駅売店

薄氷本舗「薄氷」〜株式会社五郎丸屋(富山県小矢部市)

不思議な菓子です。
五郎丸屋さんWEBサイトの紹介には、
「雪の深い北陸の石動。雪が消えかかる如月、弥生の寒い朝は、水溜や水田に薄氷が一面に張ります。その美しい姿をお菓子に映し、五郎丸屋八左エ門が薄氷を創製したのは宝暦2年(1752年)。以来、その秘法を伝え、藩政時代には禁裏や加賀藩主前田公より幕府に献上。また明治以降宮内省の御用を始め、茶道界などから過分の推賞を得て参りました。」
と紹介があります。

 

 

一見雲呑皮のような薄く白い板状のフォルムで、割れない様に綿と薄紙で丁寧に包装されていて、形も台形あり、長方形あり、一定のようで一定でない、菓子でなく、何か精密機械のパーツのようないでたち。
ちょっと力を入れると砕けてしまいそうです。
実際手に取るとすぐ割れてしまうほどの繊細さ。
水田に張った薄氷を表現しているというのに納得するフォルムです。

 

 

一枚はだいたい2〜3mmほどの薄さで、原材料からは砂糖菓子であることは読み取れるのですが、この形状は想像を超えます。

割と硬質な触感ですが、口に入れるとシュワシュワっと解けていく上品な食感。
和三盆の上品で後をひくな甘さがとても美味しい。
クセになりそうな味と食感です。
砂糖を固めた菓子かと思いきや、富山産新大正米を精製した薄い薄い煎餅に、和三盆糖を刷毛塗りしているとの事。
本菓は宝暦2年(1752年)、ご当主五郎丸屋八左エ門の創製と言われるから、かれこれ270年以上も続く伝統ある菓子です。
レギュラーの薄氷以外にも、さまざまな色や形の季節の薄氷が作られていて、映える富山土産です。
ふるさと納税もあるようですので、北陸支援としても良いのではないでしょうか。

 

 

原材料名:和三盆糖、餅粉(富山県産)、粉糖、卵白(卵を含む)/※添加物は使われていません。
内容量:10枚
保存方法:直射日光を避け常温保存
製造者:株式会社五郎丸屋
富山県小矢部市中央町5−5
電話 0766-67-0039
営業時間:9:00〜18:00、(日曜9:00〜17:00、月曜定休)
JANコード 4562354 920015
 
10枚入り価格:1,100円(税抜、2024年1月現在価格)
賞味期限:60日
 
買った場所:富山駅構内の土産物店

 

 


 

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蔵出しお城シリーズ Part11 府内城(大分県大分市)17.03.21訪問

蔵出しお城シリーズ Part11
府内城(大分県大分市
訪問日 170321
 
 
大分の玄関口、JR大分駅から徒歩15分、目抜き通りの中央通りを抜けて昭和通りを東へ曲がると見えてくるのが九州有数の規模を誇っていた「府内城」。
場所は、大分市荷揚町という場所にありますが、このお城別名を「荷揚城」とも言われます。
 
 
今は別府湾まで2kmほどの場所にありますが、織豊時代末期の築城当時は、大分川が別府湾に注ぐ河口に位置しており、交易品の荷揚げ場だったことに由来するとか。
 

 

築城に取り掛かったのは福原直高。
この福原直高は、大河ドラマで一躍人気を集めた石田三成公の娘婿であったため、関ヶ原の合戦後、切腹
この段階では、本丸・二の丸・三の丸などがほぼ完成。
その後異封された竹中重利(竹中半兵衛の義弟、出自は半兵衛の従兄弟説、甥説など資料により異なるらしい)により、三の丸外側の約1km四方の城下町を含めた広大な城域が完成したとのこと。
 
 
江戸期の火災と太平洋戦争の大分空襲で、大半の建造物が焼失。
現存するのは、人質櫓、宗門(しゅうもん)櫓。(※2基とも一度焼失又は倒壊も、江戸期に再建)
他の建造物は昭和期に再建されていますが、天守は寛保3年(1743)の大火により焼失後、再建は叶わず、天守台のみが残っています。この天守台からはなかなかの眺望です。
 

 
関西からは訪問ハードルの高い場所ですが、名物とり天、関あじ、関サバ、をはじめとした旨いもんの多い地。
一大温泉地別府まではわずか3駅と好立地でもあり、又改めて行ってみたい場所です。
 

蔵出しお城シリーズ Part10 越前大野城(福井県大野市)16.11.06訪問

蔵出しお城シリーズPart10
別名;天空の城、亀山城
 
久しぶりに蔵出しお城シリーズ
16.11.06訪問
 
兵庫の竹田城と並んで雲海に浮かぶ写真で有名なお城。
写真部の北陸旅行の2日目に雲海を期待して日の出前に勝山のホテルを出発、早朝の登城も残念ながら綺麗な晴天の朝日を拝んでの健康的な登城に相成りました(苦笑
この日、西登り口から登ったのですが、ここの急階段は角度だけで無く一段一段が少し高い石段になっており、登るにつれて足取りが重たくなり、息を切らしてなんとか城門へ。
登場の際には南登り口からの登城をオススメしますw
ちなみにこの日7時すぎに登城。
この日は秋の雲海シーズンで、早朝6時からの開館営業でした。(WEbサイトによると、午前9時開館と記載)

築城は、1580年(天正8年)、織田信長配下の金森長近が4年の歳月をかけて完成。
以降、
長谷川秀一、青木一矩、織田秀雄、土屋正明、土屋忠次、小栗正勝とコロコロと城主が変わった後、越前松平家3代ひ引き継がれ、天領となり土井家が幕末まで城を守ったとのこと。
 
現在の天守は、1968年に推定再建された復興天守。連結式望楼型二重四階、鉄筋コンクリート造です。
他の復興天守同様、資料館と最上階の展望台となっている観光スポット。
実際の天守は、二重三階の大天守と二重二階の小天守の連結式であったと言われているようです。
 
人力車が観光客を乗せて走っていたりする足元に広がる町は、金森長近公が築城時に始めたまちづくりが原型と言われていて、北陸の小京都と呼ばれるえちぜん大野の町も見どころ多いようです。(訪城時は時間なく、お城に登っただけで、残念ながら町は通り過ぎただけでした)
 
いずれは雲海に浮かぶ姿を実際に見てみたいものです。
※1年で10日ほどしか雲海に浮かぶ姿を見れないレアな風景だそうです。
 

 

 

とこなつ〜大野屋(富山県高岡市)

一個当たり100円ほどなので、この手の老舗和菓子としては比較的リーズナブルな部類だと思いますが、ちゃんと和三盆糖が掛かっていて、満足度が高い菓子です。
餡は白餡なのですが、これまた一般的な白隠元豆とは違う白小豆使用。
柔らかい求肥餅に包まれて一口で食べてしまうのが勿体無く感じます。
 
菓子名が“とこなつ”と付いてあるので、夏っぽいものかと想像していると夏のイメージは無くw、王道餅和菓子。
大野屋さんの説明によると、“とこなつ”の由来は万葉集で有名な歌人大伴家持の歌「立山に降りおける雪を とこなつに 見れども飽かず 神からならし」から。
夏も頂きに残る立山の雪は、夏中見ていても飽きることはない。これは立山が神の山だからなんだろうという思いを歌にした事かららしいのですが、富山の町のどこからでも望める立山に降り積った雪を和三盆糖で表現した、富山ならではの菓子、美味であります。
尚、白小豆は、赤福の白餅の原料にも使われている豆で、一般的に赤い色(小豆色)をしている小豆の一種。
白餡は主に隠元豆(手亡豆や白金時)で作られますが、これとは全く別の品種で、生産量が極端に少ないため、お目にかかる事の少ない原料です。
 
大野屋さんは、江戸期1838年天保9年)創業の老舗。
初代大門屋吉四郎さんが、醸造業から菓子業に転業が始まり。
高岡の伝統的建造物に指定されているとのこと。
看板菓子となる代表銘菓“とこなつ”や“田毎”など、9代目の現当主に至るまで歴史ある菓子を作り続けている老舗菓舗。
富山へ訪れた際のおすすめです。
通販でも買えるようです。
 
■とこなつ
原材料;白小豆、和三盆糖求肥
賞味期限;7日
 
株式会社大野屋
所在地 〒933-0929 富山県高岡市木舟町12番地
TEL 0766-25-0215
購入日:2020年1月17日
購入店:JR富山駅銘店
6個入り(購入時の価格は覚えていません。23年12月現在は600円のようです。)
 
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大野屋:高岡の万葉銘菓「とこなつ24個入」
価格:2,909円(税込、送料別) (2023/12/3時点)


 

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