お茶屋の道楽ブログ

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蔵出しお城シリーズ Part12 池田城(大阪府池田市)24.04.13訪問

蔵出しお城シリーズ Part12
訪問日 24.04.13
築城:1334年(建武元年)
築城主:池田教依
池田駅あたりからも見える山の上のお城が池田城池田城趾公園)です。
現在の構造物は、平成に入り大規模な発掘調査を実施して、平成11年度に整備された池田城跡公園に、模擬櫓台や大手門、虎口門などが作られています。
 
 
築城はかなり古く、建武元年というと、鎌倉幕府が倒れ、後醍醐天皇建武の新政を開始した年というから、南北朝時代と言われる頃。戦国の遥か前に築城された様です。
以降、池田氏が代々城主を務めてきますが、16世紀後半、1568年(永禄11年)には織田信長池田城をを攻め落城、更に1570年(元亀元年)に池田一族の内紛により、池田勝正を追放した荒木村重が城主となった様です。
城域は織田麾下になった折の池田家当主池田勝正が、織田信長が持つ虎口などの城郭技術を取り入れて拡張されています。
 
木村重は1574年(天正2年)に拠点を伊丹城を移し、1578年(天正6年)に、織田信長に対して謀反を起こした荒木村重の乱で信長に攻められた荒木村重池田城を捨て伊丹城有岡城)へ籠ったが、逆に信長が攻城の拠点として利用し、その後廃城になったようです。
阪急池田駅から徒歩でも登ることができる好アクセス地ですが、古くからの街道である能勢街道(現在は国道176号線〜173号線)が南〜西側を通っている所から、急に標高が上がっている崖地。
櫓台に上がって展望台からはそれらを一望できることから、当時は街道筋を圧えるには好立地だったのでしょう。





模擬櫓は、木造で組み上げられていて、新しいながら風情のある設になっていて、公園の綺麗さと相まって気持ちのよい空間になっています。
4月13日に実施された、ジャズピクニックin池田城というイベントに、ビッグバンドで参加させて頂いて、こちらを訪れましたが、桜や花水木が咲き始めていて、とても綺麗でした。
本番までの空き時間に、城山から降りてと近くを散策していると、銘酒呉春の酒蔵があり、その向かいの旧家でひとやすみという月に2日間だけ営業する民家カフェで、貴重な古書をパラパラめくりながらコーヒーを飲ませていただきました。



 
タイミングが合えばお立ち寄りになられてはいかがでしょうか。.