お茶屋の道楽ブログ

和菓子、食べ歩き、お気に入り食材など食中心に紹介します。旅先出張先での写真、ビッグバンド活動、などなど気の向くまま趣くままの道楽日記です。どうぞ気の向くまま趣くままツッコミ入れてくださいませ(誹謗中傷は無しでお願いしますねw)

とこなつ〜大野屋(富山県高岡市)

一個当たり100円ほどなので、この手の老舗和菓子としては比較的リーズナブルな部類だと思いますが、ちゃんと和三盆糖が掛かっていて、満足度が高い菓子です。
餡は白餡なのですが、これまた一般的な白隠元豆とは違う白小豆使用。
柔らかい求肥餅に包まれて一口で食べてしまうのが勿体無く感じます。
 
菓子名が“とこなつ”と付いてあるので、夏っぽいものかと想像していると夏のイメージは無くw、王道餅和菓子。
大野屋さんの説明によると、“とこなつ”の由来は万葉集で有名な歌人大伴家持の歌「立山に降りおける雪を とこなつに 見れども飽かず 神からならし」から。
夏も頂きに残る立山の雪は、夏中見ていても飽きることはない。これは立山が神の山だからなんだろうという思いを歌にした事かららしいのですが、富山の町のどこからでも望める立山に降り積った雪を和三盆糖で表現した、富山ならではの菓子、美味であります。
尚、白小豆は、赤福の白餅の原料にも使われている豆で、一般的に赤い色(小豆色)をしている小豆の一種。
白餡は主に隠元豆(手亡豆や白金時)で作られますが、これとは全く別の品種で、生産量が極端に少ないため、お目にかかる事の少ない原料です。
 
大野屋さんは、江戸期1838年天保9年)創業の老舗。
初代大門屋吉四郎さんが、醸造業から菓子業に転業が始まり。
高岡の伝統的建造物に指定されているとのこと。
看板菓子となる代表銘菓“とこなつ”や“田毎”など、9代目の現当主に至るまで歴史ある菓子を作り続けている老舗菓舗。
富山へ訪れた際のおすすめです。
通販でも買えるようです。
 
■とこなつ
原材料;白小豆、和三盆糖求肥
賞味期限;7日
 
株式会社大野屋
所在地 〒933-0929 富山県高岡市木舟町12番地
TEL 0766-25-0215
購入日:2020年1月17日
購入店:JR富山駅銘店
6個入り(購入時の価格は覚えていません。23年12月現在は600円のようです。)
 
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